AB型男性は、「AとBの混在型」と思われていますが、厳密には「A型スイッチ」と「B型スイッチ」があるようです。ベースの性格がどちらかに依るというのはありますが、同じ事をするにもA型発動時とB型発動時で行動が異なったりします。
例えば、家の掃除の時も、A型発動時はこまめで几帳面に掃除をしてくれる代りに、こちらが手を抜いて掃除をするのが許せず、ケンカの原因になったりもします。
逆にB型発動時は、こちらがテキトーに掃除をしているのは見逃してくれますが、一切手伝わず、子供をダシにして外に逃げたりします。育児に関しても違いが出ますが、ここは、ベースの性格がA.Bどちら依りなのかで大分変わってくるので、事例として我が家を挙げます。
我が家の場合はA依りの性格なので、基本的には子供にはキチンとした教育を受けさせたいと考えていたようで、幼児教育のカタログ等はよく読んでいました。
でも、たまにB型が発動すると「子供なんて育つように育つんだー」と、全て放り出して遊びを楽しんだりしていました。
ここまでは、結婚してからの生活面の話しでしたが、今度は夫婦間の事例です。
A.B発動のタイミングは、実は本人にも判らないらしく、当然、こちらには理解出来ないので、「お前が一番大事だーっ!」という時もあれば「親しき仲にも礼儀ありでしょ」という時もあります。また我が家の事例ですが、たまたまTVを観ている夫に後ろから抱きついた時。
「あのさ、そういうのやめて。親しき仲にも礼儀ありでしょ」そう、冷静に諭されました。
おそらくよほど観たい番組だったのでしょう。因みにこの時のスイッチは、意外にもB型です。A型の時は、ちょっと鬱陶しいと思っても「そうやってコミュニケーションを取るのが夫婦というもの」というマニュアル人間的意識が働くので、ちゃんとコミュニケーションを取ってくれるのです。
ただ、「いつも有り難う」と言っても返ってくるのは「それが家族でしょ」という、教科書通りの答えですね。B型の時は、兎に角個人主義にはしるので、「俺に構わなければなにやっててもいいよ」という感じで、夫婦というよりは、同居しているパートナー的な考えになります。
なので、淋しいと思うかもしれませんが、歳を重ねてお互いが個々のライフスタイルを成立させてきたら、B型が発動している時の方が過ごしやすいです。
A型は「こうでなくては」がかなり強いので、ナカナカお互いを尊重出来ない事が多いです。
そんな感じで、スイッチの切り換えのタイミングを読めば、パターンは一緒なので上手く切り抜けられますが、慣れるまでは、不思議な人だと思って接してみてください。