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【全編】妻の遺品から見つかった謎の手紙 | 「大嫌い!」うざい義母にスカッと倍返し!【先読み公式ブログ】

【全編】妻の遺品から見つかった謎の手紙

妻の葬儀から3日が過ぎた。62歳の私は、まだ現実を受け入れられずにいた。40年連れ添った伴侶を突然失うなんて、こんな悲しみがあるだろうか。

長女の美樹が遺品整理を手伝ってくれると言ってきたので、重い足取りで妻の書斎に向かった。そこで目に入ったのは、机の引き出しに整然と並べられた封筒の束。表には「愛する夫へ」と書かれていた。

手を震わせながら一通を開くと、中から一枚の写真が滑り落ちた。そこには見知らぬ男性と腕を組む妻の姿が写っていた。写真の裏には「1985年8月15日」という日付。私たちが結婚して2年目の夏だった。

動揺する私の手から、美樹が封筒を取り上げた。「お父さん、これ…」と言いかけた彼女の顔が突然蒼白になる。封筒の中から取り出したのは、古びた新聞の切り抜き。そこには「町内会長夫人失踪事件、未だ解決せず」という見出しが躍っていた。

私は息を呑んだ。その事件、確か妻と私が結婚する直前に起きたものだ。当時の町内会長夫人が突然姿を消し、その後行方不明のままだったのだ。

「これはいったい…」私の言葉が途切れたその時、美樹が封筒の底から小さな紙切れを見つけた。そこには妻の筆跡で、こう書かれていた。

 

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