私の言葉とほぼ同じタイミングで旦那さんがサリナさんのところに現れたようで、サリナさんのどもった声を最後に電話は切れてしまいました。
宣言通り私はサリナさんをブロックし、旅行中は一切連絡を取らないことにしました。
ただし、その間にも旦那さんとは連絡をとっていたので、状況は把握できていました。
あのあと、サリナさんは半狂乱になり騒ぎに驚いたご近所の人が野次馬として集まってきてしまったようです。
引きづられるようにして帰っていったサリナさんは、旦那さんにこっぴどく叱られたようで
後日、一緒にしぶしぶ謝罪にきてはいましたが納得はしていないようでした。
この一件によって浮気相手はことの重大さに気づいたのか音信不通になってしまったようで、意気消沈するサリナさんを見放すことができず
旦那さんは離婚に踏み切ることはしなかったようですが
その代わりに、「自分の自由にするお金は自分で働いて稼ぎなさい」と通達したそう。
それに伴ってサリナさんは慣れないパートを始め、駅前のスーパーで半泣きになりながら働いていて
偶然サリナさんのレジに当たってしまった際は、心底気まずい表情をしていたのが忘れられません。
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