「ああそれそれ!私の絵馬ばかりになって来て流石に怖いよね。」
私が写真を見せると、ユイコさんは自虐ネタのようにして笑って見せました。
「それで?離婚してくれるの?」
「そんなことしないよ!」
「えー?まだお参り足りないのかなあ。」
私は親友だと思っていたユイコさんが夫に取り入るために仲良くしていたのだと知ってショックでなりませんでした。
そしてその執念にも恐怖を感じ、何を言っていいのかわかりません。
「でももうカイトさんにも気持ち知られちゃったし、お参りって言うよりは実力行使でいいのかな?どう?こんなにも思ってる人がそばにいますけど、私に乗り換える気ないですか?」
「ユイコさん、君何を言っているのがわかっている?」
「わかってますよ。告白でしょ?ほらカイトさん返事は?」
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