夫「ああ、もう母さんもいないし、お前も用済みだよ。」
私は離婚届を突きつけ、夫は二つ返事で承諾しその場で記入を始めました。
あまりにも呆気なく、私は感傷に浸ることすらできませんでした。
離婚届を提出し、数日した頃
夫に呼び出されこう告げられたのです。
夫「お前、俺のいない間に姉さんと色々済ませたんだろ?遺産の話はちゃんと俺に回せよ。」
私「何言ってるの?」
夫「は?隠す気かよ。俺に母さんの遺産が入るはずだろ。もうかなり昔に本人が言ってたんだよ。」
耳を疑いました。
ついさっきまで私のせいだと罵っていた口が、もうお金の話をし始めるのです。
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