確かに電話の向こうで微かにサイレンの音が聞こえる。
まだ私がママ友にこの話をしていないし、私自身が呼んだわけでもなかった。
義母「笑っちゃう。こんなレベルのことで警察を呼ぶなんて迷惑にも程があるわよ！私知らないから。ここまできてエステ受けられないなんて意味わからないし、もう知らない顔してエステ受けますからね。もし用事があるならその後にしてもらわないと！」
私「お義母さん、本当にそのカードで支払いをするつもりですか！？やめてください！だめです！」
義母「私を焚きつけたのはあなたよ？」
私「最初から使うつもりだったくせに何を言っているんですか！」
義母「とにかく、私は今からエステを受けるの！返せっていうなら取りに来てみなさいよ（笑）」
おそらく、義母がきいたサイレンの音はたまたま店前を通りかかった全く別件のパトカーのものだが
ついに私が警察を呼んだと思った義母は、邪魔されないように強行突破するつもりのようだ。
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