そもそも自宅の合鍵は、何かあった時の緊急用に念のため渡しているものなのだが、義母はことあるごとに勝手に入室しては家の中のさまざまなものを持ち出してしまう。
今回の掃除機はまだ報告があったのでかわいいもので、ひどい時には私の大切にしているブランドもののバッグを持ち出し、私が血眼になって探しまさかと思って声をかけるまでたった一言の相談もなかった。
挙句の果てにフリマアプリで売ろうとしていたことがわかり大揉めしたこともあるくらいだ。
結局自転車は夜まで戻ってこず、娘のお迎えには30分遅れで到着し幼稚園に迷惑をかけ、娘にも不安な思いをさせてしまった。
今挙げた例だけでなく、義母の手癖の悪さは今に始まったことではない。
大きなものから小さなものまで多岐にわたって繰り返されている。
なんとかしなくてはいけないと思い、その都度はっきりと断るようにはしているのだが掻い潜って強奪していくし
こちらの意見には耳を傾けるそぶりもなく一向に改善されないでいた。
その神経の図太さには呆れもしたが、義理とは言え家族である義母に私ができることは限られており
もし夫に相談して「そんなことで」と言われてしまったらと思うと怖くて、一人で戦うしかなかった。
しかし、この悩みは思わぬタイミングで快方に向かうことになる。
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