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【全編】 「もしもし?今日、 子供預かってくれる?」 義姉からだった。 「えっと、今日は予定が…」 | 「大嫌い!」うざい義母にスカッと倍返し!【先読み公式ブログ】

【全編】 「もしもし?今日、 子供預かってくれる?」 義姉からだった。 「えっと、今日は予定が…」

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義姉からの突然の電話

土曜日の朝10時。 スマホが鳴った。

「もしもし?今日、子供預かってくれる?」

義姉からだった。

「えっと、今日は予定が…」 「2時間だけ!お願い!急な仕事が入っちゃって」 「でも…」 「お願い!もう家出るから!」

ガチャン。

30分後、インターホンが鳴った。 義姉が子供3人を連れて立っていた。

「ごめんね!本当に2時間だけだから!」 「お義姉さん、今日は…」 「じゃ、お願いね!」

義姉は私の返事も聞かず、車で走り去った。

残された子供たちは、小学2年生、年中、2歳。 全員、私を見上げている。

「…はぁ」

ため息をついて、家に入れた。

約束の時間を過ぎても

2時間後の12時。 義姉から連絡はない。

13時。 14時。 15時。

子供たちは昼食を食べ、おやつを食べ、テレビを見ている。

16時、ようやく義姉から連絡。

「ごめーん!仕事長引いちゃって!あと1時間で行くから!」 「お義姉さん、もう5時間…」 「ほんとごめん!すぐ行く!」

結局、義姉が迎えに来たのは19時。 9時間も預けられた。

「ありがとー!助かった!」

お礼の一言だけで、義姉は帰っていった。

食費も、何もなし。

義姉の要求はさらにエスカレート…。

我慢の限界に達した私は、とある行動にでた。

【続き】

それが週3回

それから、義姉の「預けて」は週3回のペースになった。

毎回、 「2時間だけ!」→実際は5時間以上 「急な仕事!」→連絡すると「ちょっと寄り道しちゃった☆」

夫に相談しても、 「姉さん、働いてて大変なんだよ」 「助けてやれよ」 「家族だろ?」

家族だからこそ、約束は守るべきじゃないのか。

私の休日は、義姉の子供の世話で消えていく。 自分の時間も、友人との約束も、全てキャンセル。

限界だった。

ある土曜日の決意

その日も、義姉から電話がかかってきた。

「今日も子供預かって!仕事入っちゃった!」

私は深呼吸をして、答えた。

「…いいですよ」

「え、ほんと!?助かる!じゃあすぐ行く!」

30分後、義姉が子供3人を連れてきた。

「ごめんね!2時間で戻るから!」 「はい、いってらっしゃい」

私は笑顔で見送った。

義姉の車が見えなくなると、私は子供たちに言った。

「ねえ、ママのお家に行こうか」 「え?」 「パパもいるよ。パパに会いたくない?」

子供たちは嬉しそうに「うん!」と答えた。

義兄の家へ

義姉の家まで、車で15分。

インターホンを押すと、義兄が出てきた。

「あれ?どうしたの?」

義兄は驚いた顔をしている。

「あの、お義姉さんから子供たち預かってたんですけど」 「え?預かってた?」 「はい。でも急用ができまして…」

義兄の顔が困惑している。

「ちょ、ちょっと待って。子供預けてたの?聞いてないけど…」 「え?ご存じなかったんですか?」 「うん…妻は『職場の託児所に預けてる』って言ってたから」

私は心の中でガッツポーズをした。

「そうだったんですか。じゃあ、ご主人いらっしゃるなら大丈夫ですね!」 「え、でも俺…」 「ではお願いします!急いでるので!」

私は子供たちを家の中に押し込んで、そのまま車に乗り込んだ。

バックミラーに映る義兄の困惑した顔。

さあ、私の時間だ。

久しぶりの自由時間

友人に連絡した。

「今から会える?」 「え、いいの?義姉さんの子供は?」 「今日は大丈夫!ランチ行こう!」

久しぶりの友人とのランチ。 その後、映画も見た。

携帯の電源は切っていた。

5時間、たっぷり楽しんだ。

義姉からの鬼電

16時、携帯の電源を入れた。

着信履歴:義姉 28件。

すぐに電話がかかってきた。

「何なの!?何で勝手に夫に預けてんのよ!?」

義姉の怒鳴り声。

「あら、ご主人いらっしゃったので」 「聞いてないんだけど!?」 「私も急用ができちゃって☆」

義姉の口癖を、そのまま真似た。

「急用って何よ!」 「お義姉さんもいつも『急用』って言いますよね」 「それとこれとは…!」 「同じですよ。私も用事ができたんです」

義兄の怒り

電話の向こうから、男性の声が聞こえた。

「おい!代わって!」

義兄だ。

「弟の嫁さん、ちょっと聞いていい?」 「はい」 「妻、いつから子供預けてたの?」 「3ヶ月前からです。週3回くらい」 「…週3回?」

義兄の声が震えている。

「職場の託児所って聞いてたのに」 「お義姉さん、そう言ってたんですか」 「今日も『仕事』って出かけたのに」

電話の向こうで、義姉の声。

「ちょっと!何勝手なこと…!」

義兄の怒鳴り声。

「黙れ!お前、仕事って言って、どこ行ってたんだよ!」 「それは…」 「弟の嫁に子供押し付けて、遊んでたのかよ!?」 「遊んでないわよ!友達と…」 「それを遊びって言うんだろ!?」

喧嘩の声が聞こえる。

私はそっと電話を切った。

その後

それから、義姉は一度も子供を預けに来なくなった。

数日後、義母から電話があった。

「あの…娘から聞いたわ」 「はい」 「ごめんなさいね。娘があなたに迷惑かけて」 「いえ…」 「夫にも黙って、週3で預けてたなんて」 「お義母さん、ご存じなかったんですか?」 「全然!あの子『託児所に預けてる』って言ってたから」

義母もため息をついた。

「夫婦で大喧嘩したらしいわ。当然よね」 「そうですか…」 「これからは二度と迷惑かけないって、娘に言っておいたから」

エピローグ

それから2週間後。

久しぶりに義実家に行くと、義姉がいた。

目を合わせようとしない。

義母が小声で言った。

「あの子、夫に怒られて反省してるみたいよ」 「そうなんですか」 「『もう二度と預けない』って約束させたから」

義姉は最後まで、私に謝罪の言葉はなかった。

でも、もう預けに来ることはなくなった。

私の休日が、やっと戻ってきた。

友人とのランチ。 一人での買い物。 ゆっくりとした朝。

当たり前の時間が、こんなにも尊いものだったなんて。

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