【全編】「お前に友達なんていらないだろ。俺だけいればいいじゃないか」

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[2号]スカッと春香
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「お前に友達なんていらないだろ。俺だけいればいいじゃないか」

私は携帯を握りしめたまま、何も言えなかった。

私は30歳の会社員。夫とは3年前に結婚した。最初はこんなじゃなかった。

交際中は優しくて、私の友人とも仲良くしてくれていた。でも結婚してから、夫の態度が少しずつ変わっていった。

最初は些細なことだった。

私が友人とランチの約束をすると、夫が不機嫌になる。

「俺を置いて遊びに行くんだ」

「たまには友達と会いたいの」

「俺との時間より友達が大事なのか」

こんなやり取りが続いて、私は友人との約束を減らすようになった。

次に、夫は私のスマホをチェックするようになった。

友人からのLINEに返信していると、「誰とメールしてる?見せろ」とスマホを奪って内容を確認する。

「○○さんって誰?男?」

「女友達だよ」

「本当か?」

疑われることが嫌で、私は友人とのやり取りも減らした。

SNSに友人との写真を投稿すると、夫が激怒した。

「俺の許可なく勝手に投稿するな」

「え?友達との写真だよ?」

「お前は俺の妻だぞ。俺が許可してない写真を投稿するな。削除しろ」

私は渋々削除した。

友人が心配して「大丈夫?最近連絡少ないけど」とメッセージをくれても、夫の顔色を伺って「忙しいだけだよ」と短い返信しかできなかった。

徐々に、友人たちは私から離れていった。

「最近冷たいよね」「何かあった?」って聞かれても、「何もないよ」としか言えなかった。

夫は満足そうだった。

「やっぱりお前には俺だけいればいいんだよ。友達なんて時間の無駄」

私は孤立していった。

会社の同僚と話すことすら、夫に報告しなければならなくなった。

「今日、誰と話した?」

「同僚の田中さんと少し」

「男か?何話したんだ?」

「仕事の話だよ」

「仕事以外の話はするなよ」

息苦しかった。でも、夫は「お前を愛してるからだ」「心配なんだ」って言うから、私も「これが愛情なのかな」って思い込もうとしていた。

そんなある日、事件が起きた。

【続きは次のページで】

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