「じゃあよろしく。いつも通り送ってくれればいいから」
翌週も、カホさんは突然現れて子どもを預けていきました。
やはり私が何かいう間も無く、颯爽と現れてすぐに去っていきます。
子どもたちの前で大きな声を出すわけにも行かず、ただ呆然と立ち尽くすばかり。
カホさんの真意はわかりませんが、土日の託児所だとでも思われているのでしょうか?
カホさんは決まって毎週末に現れ、勝手に子どもを預けていくようになりました。
引き受けているつもりは全くありませんでしたが、もし私が拒否していたら
21時まで何が起こるのかわからない状況なのかもしれないと思うと、無理やりにでも私のところに預けてくれている方がいいのかもしれないと
心のどこかで思ってはいましたが、カホさんの行動については不信感を募らせるばかりです。
こんな日々がしばらく続き、週末は我が家で一緒に過ごすことが定番になっていきました。
カホさんの態度は一向に変わることなく、私は幼稚園での様子をただ見守るばかり。
特に幼稚園の先生からも変な噂は聞きませんでしたし、あまり周囲との関わりがないという程度の情報くらいしかわからず
やはりこれ以上なす術がないのです。
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