「何を言い始めるんですか!?勝手に毎週預けておいて、誘拐ですって?」
「だって娘を返さないんだから仕方がないわよね」
完全に私に非があると言ってくるカホさん。
娘の心配をしているというよりは、自分の思い通りにならないことが気に入らないようでした。
全く改善の兆しが見えないカホさんに向けて、私は状況を教えてあげることにしました。
「もうここにはいませんよ。夕方には解散しましたから。
うちのこももう寝ていますし、そちらのことは知りません。
今どこで何をしているのかも。もしかしたら帰っているのかな、なんて思ったんですけどそうでもなかったんですね」
「はあ!?あんたうちのこを1人で帰したの!?
どこで何をしているかって…完全に迷子じゃない!人のすることじゃない!
信じられない、正気なの!?」
カホさんは急に焦り始めました。
「どの口が言うんですか?家の前に置き去りにするような人がいうこととは思えませんね」
「それとこれとはレベルが違うでしょ!」
コメント