いつ会うかもわからない人のために荷物が増えるのは本当に癪でしたが、仕方がありません…。
そして1週間が経った頃、ついにミユキさんと遭遇。
「あの、先日は失礼しました。引っ越してきたばかりでこの辺りのルールを知らず…。これ、もしよければ受け取ってください!」
私はミユキさんが口を開く前に用件を伝え、カバンからサッとお菓子を取り出して渡しました。
箱を隅々まで見ると、ミユキさんは大きなため息をついて私を睨みつけてきました。
「はあ…。どうにかしようっていう意思は伝わってきたけど、
これじゃあ何の解決にもならないわ。こんなのありきたりだとは思わない?あなたはマイナススタートなのよ?こんなレベルのことで回復できるような場所にはもういないのw
せめて倍は高級なものでないと、話にならないわ!」
私が購入したのは、贈り物としてよく利用されているような品の良いメーカーのお菓子で、そこそこきちんとした値段ですし、包装まで綺麗にされているものを選んでいました。
コメント