西園寺さんは義母の行動を聞いて、静かに怒りの炎を燃やしているようでした。
「あんたそんなことまで話したの!?
急いで訂正しなくちゃ…私の将来がかかっているのよ!」
「無駄だと思いますよ。お義母さんは自分のことをかなりかっているようですけど、本当に上流階級の人は必ず本性を見極めるはずです。
少なくとも西園寺さんは私が言わなくてもおかしいとは感じていたようですし」
「そんなはずない!私は諦めないわ!
お父さんの遺品が高く売れたならそのお金を私によこしなさい!それで少しでも近い存在になるのよ」
「私の好きなようにしていいって言いましたよね?それにお義父さんからの手紙にも、私たち夫婦宛だという内容が書かれていましたから今更渡しませんよ。よく考えもせずに不用品として押し付けたのが悪かったですねw」
「ふざけるな!私の邪魔をするのは許さないから!」
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