夫「おかえり、どんなケーキを買ったの?」
私「お義母さんの意向でイチゴのショートケーキになったよ。1番シンプルだし誕生日らしいし、喜んでくれるといいんだけど…。」
夫「あれ?父さん果物好きだったかな…まあ誕生日だしそのくらい大丈夫か。」
私「え?そうなの?結構たっぷりイチゴが乗ってるけど大丈夫かな…。」
夫「父さんも大人だよ(笑)大丈夫だって。でも母さんがそれを選ぶってなんか意外だな…いやそうでもないか。きっとこれが1番いいに決まってるとか言ったんだろ?」
私「うん…まさにそう。」
さすが夫。
長年息子をやっているだけあって自分の母親の行動はお見通しなのだ。
「こういう日だし余計に張り切ってるのかな」なんて言いながら呆れたように笑っていた。
夫から果物があまり好きではないという情報を聞いて少々不安に思いつつ冷蔵庫にケーキをしまった。
豪華な夕食を済ませたあと、先程購入した誕生日ケーキをテーブルに並べ歌を歌う。
義父は少し照れながらもありがとうと小さく呟いた。
普段あまり表情を変えない義父が喜んでいる様子が伝わってくるだけで嬉しかった。
そう感じていた瞬間、義父がケーキに目をやる。
義父「これを選んだのは誰?」
義母「私よ!さすが私でしょ?あなたの好みを1番良くわかってる。こういうシンプルなケーキ、あなた好きよね。イチゴ、好きでしょ?」
すると義父が…
コメント