私「あら?二日酔いですか?」
義母「そうじゃなくて!」
私「少し眠ったほうがいいかもしれないですね。ずっとおしゃべりしてらしたから、お疲れでしょう」
義母「そうじゃなくて、運転を何とかしなさいって言ってんのよ!」
そんなやりとりをおろおろしながら見つめる旦那が「運転変わろうか?」と尋ねてくるから首を横に振る。しばらく運転して高速に乗ってしばらくたった頃、後部座席から、不穏な声が聞こえた。
えづくような声、バックミラーで確認すると義母がハンカチで口を押えていた。気持ちが悪いと言う義母を正直ざまあみろ、という気持ちで見ていたけれど、吐かれるのはごめんだった。
うちの自家用車だから、汚されるなんてありえない。
私「お義母さん、大丈夫ですか」
義母「大丈夫じゃないわよ……!」
そう答えては、オエオエ言っているから、本当にまずい状況だと悟り、一番近いパーキングに入ることにした。ギリギリ耐えた義母を心配そうに旦那は見つめながら「ごめんだけど、トイレついて行ってあげて」と言うから、驚いた。
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