私「忙しかったことと、色々と拗れて面倒だと思っていたのでお義母さんには詳しく話していませんでしたけど、お義父さんにはお話していましたよ。
少しも聞いていませんか?元々は父が、祖父から譲り受け父が趣味の絵画のために別荘として使っていたようなのですが、私の妊娠をきっかけに譲り受けることになったんです。家の中にまだ父の私物も沢山残っているんですよ。」
義母「確かに、この家やたらと見たことのない絵が沢山あるとは思っていたけど…家の雰囲気に合わせて買った訳じゃなかったの!?
家の雰囲気とも合うからって絶賛撮影中なのよ!?」
私「はい、全て父の作品ですね。それで、荷解きの手伝いと絵の回収にまもなく父が自宅に到着する予定なんです。」
義母「え?今から?」
私「そうです。お義母さんもご存知の通り、うちの父は正義感の塊のような人で曲がったことが大嫌いなんですよね。
それに、昔から体も鍛えていたので腕っぷしも強くって。」
義母「へえ…確かにそんなことも言っていた気がするわね…」
少しずつ義母の声に焦りが感じられる。
私の父はガタイも大きく正義感を具現化したような人だ。
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