小説家の美香は、会社員の夫・健一と1歳の息子・大輔と3人で暮らしていた。結婚当初は優しかった健一も、今では毎日遅く帰宅し、家事・育児を全て美香に押し付けるように。
「引きこもってパソコンを眺めているだけ」と美香の在宅での小説執筆を馬鹿にし、元恋人の由美について「由美は優しくて美人で、お前とは大違い」と平然と比較する始末。帰宅時間の連絡もせず、食事を用意していないと激怒する一方で、用意していても「同僚と食べてきた」と文句を言う矛盾した態度を取っていた。
そんなある日、健一は突然衝撃的な発言をした。
「由美が妊娠したから、彼女と結婚する。お前とは離婚するから出て行け」
半年前に偶然再会した元恋人との浮気を悪びれもなく説明し、美香が荷物をまとめている間に由美が家にやってきて「早く出て行って」と追い出しにかかった。
美香は息子を連れて実家に避難し、その後新しいマンションで新生活をスタート。しかし、離婚から2週間後、健一から突然電話がかかってきた。
電話に出ると、夫からまさかの発言が…
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