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【全編】夫「まだ寝てるの?早く起きろよ」 出産後2週間、私は授乳で一晩に5回起きていた。 | 「大嫌い!」うざい義母にスカッと倍返し!【先読み公式ブログ】

【全編】夫「まだ寝てるの?早く起きろよ」 出産後2週間、私は授乳で一晩に5回起きていた。

人間ドラマ

夫「まだ寝てるの?早く起きろよ」

出産後2週間、私は授乳で一晩に5回起きていた。

「夜中ずっと授乳で…」

「俺も仕事で疲れてるんだけど。昼間寝れるんだから楽だろ」

「赤ちゃん泣いたら寝れないし…」

「大げさだなあ。うちの母さんなんて3人育てたんだぞ」

産後1ヶ月、義母が「手伝い」に来た。

「あら、まだパジャマ?だらしないわね」

「赤ちゃんの世話で着替える暇が…」

「私の時代は産後すぐ動いたわよ。最近の若い子は甘えすぎ」

義母の「手伝い」は、

・私の料理に文句をつける

・掃除のやり方を指摘する

・「母乳の出が悪い」と言う

・「赤ちゃんの泣き声がうるさい、躾がなってない」と言う

手伝いどころか、ストレスが倍増した。

「お義母さん、そろそろ帰って…」

「あら、せっかく来てあげてるのに?恩知らずね」

「母さんは好意で来てくれてるんだぞ。感謝が足りない」

私は産後うつの一歩手前だった。

赤ちゃんが泣いても、涙しか出なかった。

「ちゃんと育児しろよ」夫が言った。

その夜、私は赤ちゃんを抱いて実家に逃げた。

「ちょっと待て、勝手に出ていくな!」

夫からLINEが殺到した。

限界だった私はこのLINEを無視していた。

すると、突然と実家のインターホンが鳴った。

モニターには、夫と義母が映っていた。

しかしこの後、私は両親の行動に号泣する事に…。

続く。

【結末】

「はい」

母がインターホンに出た。

モニターには、夫と義母が映っていた。

「勝手に連れ出して!赤ちゃんを返しなさい!」

義母の甲高い声が聞こえた。

私は居間で赤ちゃんを抱いたまま、体が震えた。

「来ないで…」

小さく呟いた。

母は私を一瞬見て、それから玄関に向かった。

ドアを開ける音がした。

「あなた方、娘に何をしたんですか」

母の声が聞こえた。

いつもの優しい母の声ではない。

静かだが、怒りに震えている声だった。

「何をって、こっちが聞きたいですよ!勝手に家を出て!」

義母の声。

「勝手に?」

母の声が一段と低くなった。

「産後2週間の体で、家事も育児も全部やらせて、手伝いと称して追い詰めて。娘の体重を見ましたか?10キロも落ちてますよ」

「それは…」

夫の声がした。

「お義母さんは『手伝い』に来たと仰いましたよね。でも娘から聞いた話では、料理にダメ出し、掃除にダメ出し、母乳にまで文句を言う。それのどこが手伝いなんですか」

母の声に、父の足音が重なった。

「保健師さんに相談しました」

父の声だった。

普段温厚な父が、珍しく厳しい口調で話している。

「保健師さんの見解では、娘は産後うつの一歩手前だそうです。原因は明確。あなた方の言動です」

「そんな大げさな…」

義母の声が聞こえた。

「大げさ?」

父の声が怒気を含んだ。

「医学的根拠に基づいた判断です。産後の女性の体がどれだけダメージを受けているか、ご存知ですか」

「産後の女性は、全治2ヶ月の交通事故に遭ったのと同じレベルの体のダメージがあるんです。それを『昼間寝れるから楽』?信じられない」

母が続けた。

「娘は一晩に5回授乳してます。つまり、まとまって寝られるのは2時間程度。それが2週間続いてるんです。拷問と同じですよ」

「僕は…知らなくて…」

夫の声が震えていた。

「知ろうともしなかったでしょう」

母がピシャリと言った。

「娘が『夜中ずっと授乳で』と言った時、『大げさだなあ』と返したそうですね。妻の訴えを聞く気がなかったんでしょう」

「私の時代は皆こうでしたよ。私だって3人育てたんですから」

義母が反論した。

「時代が違います」

父の声が響いた。

「今は産後ケアが重要だと医学的に証明されています。昔は『我慢が美徳』だったかもしれませんが、その結果、どれだけの女性が苦しんだか。産後うつで自殺した女性がどれだけいるか、ご存知ですか」

「無知を正当化しないでください」

父の声は冷たかった。

「あなたの時代の価値観を、今の若い母親に押し付けるのは、はっきり言って虐待に近い」

沈黙が流れた。

母が続けた。

「娘の顔を見てください。目の下のクマ、やつれた頬、震える手。これが『甘え』に見えますか」

「保健師さんからは『すぐに実家でサポートを』と指示されました。夫の家にいたら、娘は壊れていたでしょう」

私は涙が止まらなかった。

母が、父が、こんなに怒ってくれている。

こんなに私を守ろうとしてくれている。

「僕の妻…そんなに、追い詰められてたのか…」

夫の声が聞こえた。

「気づいてませんでした。本当に…」

「気づかなかったのではなく、見ようとしなかったんです」

母が言った。

「妻が辛いと言っているのに、『大げさ』と切り捨てる。それは気づかなかったのではなく、無視したんです」

「ごめんなさい…」

夫の声が泣いていた。

「妻に、会わせてもらえませんか。謝りたいんです」

「今日は無理です」

父がきっぱりと言った。

「娘は心身ともに限界です。あなた方の顔を見たら、また追い詰められる」

「でも…」

「まずはあなたが変わることです。産後の女性についてきちんと勉強してください。保健センターにも行ってください。妻を労わるとはどういうことか、学んでください」

父の声は厳しかったが、どこか夫を諭すような優しさもあった。

「わかり、ました…」

夫の声が震えていた。

「お義母さん」

母が義母に向き直った気配がした。

「あなたのお気持ちもわかります。息子さんのためを思って、手伝いに来てくださったんでしょう」

「でも、あなたのやり方は、娘を追い詰めただけでした。『手伝い』ではなく、『監視』と『ダメ出し』でした」

「私は…」

「もし本当に息子さん一家を思うなら、今は距離を置いてあげてください。若い夫婦が自分たちで育児を学ぶ時間が必要です」

義母は何も言わなかった。

「それでは、今日はお引き取りください」

父が言った。

「娘が落ち着いたら、また連絡します」

足音が遠ざかっていった。

ドアが閉まる音がした。

しばらくして、母が居間に戻ってきた。

「大丈夫よ」

母が私の肩を抱いた。

「もう大丈夫」

私は母の胸で声を上げて泣いた。

赤ちゃんを抱いたまま、溢れる涙が止まらなかった。

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