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【全編】「結婚前はもっといい女だと思ってたのに」 夫がソファに寝転びながら、ぽつりと言った。 | 「大嫌い!」うざい義母にスカッと倍返し!【先読み公式ブログ】

【全編】「結婚前はもっといい女だと思ってたのに」 夫がソファに寝転びながら、ぽつりと言った。

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「結婚前はもっといい女だと思ってたのに」

夫がソファに寝転びながら、ぽつりと言った。 私は2歳の娘を抱っこしながら、夕食の準備をしている途中だった。

「何?今何て言った?」 「いや、なんか最近疲れてそうだなって思って」 「それがどうして『いい女だと思ってた』になるの?」 「いや、結婚前はもっと綺麗にしてたじゃん。笑顔も多かったし」

私は包丁を置いた。 娘が泣き出したので、あやしながら夫を見た。

「私が疲れてるのは、誰のせいだと思ってるの?」 「俺のせいにするなよ。子育ては大変だけど、それは母親なら当然だろ」

当然。 その言葉に、何かが切れた。

翌日も同じようなことが続いた。 「昔はもっと可愛かったのになぁ」 「結婚前は優しかったのに、最近怒りっぽいよな」 「昔は笑顔が多かったのに」

1週間で5回以上、結婚前の私を引き合いに出された。

そしてある日、私は決意した。

深夜、娘を寝かしつけた後、私はパソコンを開いた。 Excelで表を作り始めた。

【結婚前後比較表】

翌朝、私はその表を印刷して、朝食のテーブルに置いた。

「何これ?」夫が表を見て首を傾げた。 「あなたが何度も言ってた『結婚前後の変化』を可視化してみたの」

夫は表を手に取った。

妻の変化

  • 結婚前:化粧に毎日1時間かけてた → 結婚後:化粧する時間なし(育児と家事で)
  • 結婚前:週3回ジム通い → 結婚後:運動する時間なし
  • 結婚前:笑顔が多かった → 結婚後:疲労と睡眠不足で笑顔が減った
  • 結婚前:趣味を楽しんでた → 結婚後:自分の時間ゼロ

「で?これを見て何が言いたいの?」夫は表を置いた。

「裏を見て」私は冷静に言った。

夫が表を裏返すと、そこにはもう一つの表があった。

夫の変化

  • 結婚前:優しくて気遣いができた → 結婚後:文句ばかり、労いの言葉ゼロ
  • 結婚前:デート代を全額払ってくれた → 結婚後:小遣い制になったら文句ばかり
  • 結婚前:「結婚したら家事手伝うよ」 → 結婚後:ソファでゴロゴロ、家事育児丸投げ
  • 結婚前:私を褒めてくれた → 結婚後:「昔の方が良かった」と比較ばかり
  • 結婚前:「一緒に子育てしよう」 → 結婚後:「子育ては母親の仕事」発言
  • 結婚前:週末はデートに誘ってくれた → 結婚後:週末も一日中ゲーム

夫の顔が青ざめた。

「私も言っていい?」私は表を指差した。 「あなたも『もっといい男だと思ってた』けど?」

「ちょっと待てよ…」 「結婚前は優しかったのに、今は文句ばかり」 「結婚前は『俺が守る』って言ってたのに、今は『母親なら当然』」

夫は何も言えなくなった。

「私が変わったのは、環境が変わったからよ。結婚して、妊娠して、出産して、育児が始まって」 「…」 「あなたの変化は?何が原因で変わったの?」

夫は俯いた。

「私が笑顔を失ったのは、誰が笑顔を奪ったと思う?」 「…俺」 「そう。あなたよ」

私はコーヒーを一口飲んだ。

「結婚前に戻りたいなら、まずあなたが結婚前の優しい夫に戻って」 「ごめん…」 「謝るだけじゃダメ。もう遅いわ」

私は立ち上がって、冷蔵庫から別の紙を取り出した。

「これ、離婚届の書き方を調べたメモ」

夫の顔が真っ青になった。

「ちょっと待て!離婚って…」 「『結婚前はもっといい女だと思ってた』んでしょ?期待外れだったんでしょ?じゃあ離婚した方がお互いのためじゃない?」

「そんなつもりで言ったんじゃ…」 「じゃあどういうつもり?私を傷つけて楽しかった?」

夫は言葉に詰まった。

「この表、義母さんにも送っておいたから」 「え?」 「『息子さんがこんなこと言ってるんです』って。さっき既読ついてたわ」

夫のスマホが鳴った。 着信表示には「母」の文字。

夫は震える手でスマホを見つめた。

「あと、この表、私のSNSにも投稿しようかなって思ってるの」 「やめてくれ!」 「なんで?事実を書くだけよ。『結婚前後の夫の変化』って」

「お願いだから…」 「お願い?私が何回『手伝って』ってお願いしたと思ってる?全部無視したよね」

夫のスマホが再び鳴った。 今度は義母からのLINE通知が何件も届いている。

「とりあえず、今日から別居するから。実家に帰るわ」 私は娘を抱き上げた。

「待ってくれ!話し合おう!」 「話すことなんてないわ。『期待外れ』な妻とはもう一緒にいられないでしょ?」

玄関に向かいながら、私は振り返った。

「あ、それと。結婚前はあなたのこと『優しくて素敵な人』だと思ってた」 「…」 「でも今は『最低な男』だと思ってる。お互い様ね」

ドアを閉める音が、夫の「待って!」という声をかき消した。

義母からの電話が鳴り続けるリビングに、夫は一人取り残された。 テーブルの上には、あの比較表だけが残っていた。

 

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