「イオリさんってユイコさんと仲がいいわよね。」
「ええ、家族ぐるみで仲良くしせてもらってるけど、それがどうしたの?」
「ユイコさんって何か困ってることとかあるの?」
「え?どういうこと?」
「あの人毎日お参りに行ってるみたいで。ほら近くに有名な神社があるでしょう?あそこに足繁く通っているみたいなの。人それぞれ信仰はあるだろうから気にしていなかったんだけど、あまりにも熱心に毎日お参りしているみたいだから、何かあるのかなって。ほらこんなこと本人にはなかなか聞けないじゃない?」
「そうなの?私はお参りしていることも知らなかった…。もしかしたら習慣のようなものかも知れないし、私はその理由はなんでもいいかなあ。」
この時、私は本当にあまり興味がありませんでした。
だって誰がどんなタイミングでお参りしても自由ですし、どんなお願いをしていたとしても自由だと考えていたからです。
もちろん、それが自分に関わることだなんて全く思ってもいませんでしたから。
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