そして流れるように絵馬を書き、ユイコさんは帰っていきました。
私たちはすかさずその絵馬を見ました。
「これって…どういうことだよ。」
「わからないの。でも前に見た時と同じ内容だった。ほらここにも。きっと毎日同じ絵馬を書き続けてる。私たちに何か嫌な思いをしているのかな。どうしよう。私怖いよ…。」
良く見ると、その絵馬にはユイコさんの名前も添えられており、ユイコさん自身が認めたものであることはほぼ確定でした。
念のため神社に入っていくユイコさんの姿を動画に収めていた私たちは、その絵馬の写真を撮り証拠として残しておくことにしました。
「できれば他人の絵馬を写真に撮るなんてしたくないけど、こればっかりは神様も許してくれないだろうか…。」
いい思いはしなかったけれど、ユイコさんに確かめるためには苦渋の決断をするしかありませんでした。
そして、もともとユイコさんと私と夫の3人だけでランチをする予定になっていた日
ついに真相を確かめることにしたのです。
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