「何を勘違いしているのか知りませんけど、私は4歳の子を1人で帰すようなマネしませんよ。安全は確保しています。ここにはいませんけど」
「は?どういうことよ!」
カホさんは音割れするほど怒鳴っていましたが、もちろん危険に晒すようなことはしていません。
私は子どもを守るために、こんな作戦を実行したのです。
ママ友に協力を仰ぎ、カホさんの元旦那さんの連絡先を調べました。
事情を説明したところ、手に入るまでに時間はかかりませんでした。
元旦那さんは、突然の連絡に驚いているようでしたが
事情を聞いて即座に我が家に飛んできてくれました。
聞けば、親権は元々旦那さんが持つ予定だったそうですが
カホさんがかなり無理を言ったそうなのです。
子どもとは定期的に会っているようで、変わった様子がないか適宜確認していたとのことでした。
毎週末勝手に預けていくことや、この日あったことの全てを報告すると
カホさんの手元にはおいておけないと言うことで、元旦那さんの実家に一緒に帰って行きました。
本人は元旦那さんと相当仲が良いようで、会えたことにとても嬉しそうにしていたので
お父さんとしての役割をしっかり果たしているのが手に取るようにわかりました。
私は安心して子どもを託し、見送ったのです。
「元旦那さんと連絡を取ったの。今はご実家に一緒に戻っているんじゃないかな。
すぐに連絡が行くかと思ったけど、そうでもなかったようですね」
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