しかしそれに対して露骨に悲しそうな顔をするわけにはいきません。
私にもプライドがありました。
「私、寄るところがあるから大丈夫ですよ!
また次の機会によろしくお願いします」
なるべく笑顔でそう告げ、みんなを乗せた車を見送りました。
内心とても惨めな思いをしながら、私はこのミユキさん主催の懇親会を何とか乗り越えたのです。
こんな感じで、ミユキさんは宣言通り事あるごとに私を目の敵にするようになりました。
ママ友が集まる会には必ず私を呼び、みんなの前で吊し上げるようなマネをしてきます。
その度に、周りのママ友たちが私に気をつかうので、本当に申し訳ない気持ちになりました。
ミユキさんは勝ち誇ったような表情をいつもしていましたが、正直ミユキさん以外の人たちはみんな嫌な気持ちになっていたと思います。
何とかしてこんな最悪な状況を打破したいと思っていたのですが、なかなか糸口が見つからないまま時間だけが過ぎていきました。
そんなある日、私はとあるSNSアカウントを見つけたのです。
そこには万札の束を掲げて男性たちと豪遊している女性の写真がたくさん載っていました。
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