こんなことを言うべきではなかったのかもしれませんが、ミユキさんから普段ひどい扱いを受けているせいか、少し吐き出したくなってしまったのです。
「え?豪遊ってどう言うことですか?趣味に寛容とは?
詳しく聞かせてもらえませんか?」
ついさっきまでとても穏やかだった旦那さんの表情が一気に曇ったのが分かりました。
少し躊躇いはしましたが、SNSに当人が載せているものですしはっきりと決まったわけではないので、事情を話してみることにしました。
「最近、こんなアカウントを見つけたんです。目線は隠されていますが、あまりにもミユキさんそのもので…。もしかしたら人違いかもしれませんが、これがミユキさんなら住んでいる世界が違うと言うか…なんだかすごいなって思って」
「たしかにこれはミユキですね…僕が先日プレゼントしたバッグが写っています。イニシャルが刻印されているこのキーケースも僕がプレゼントしたので、100%本人だと思います。
ホストに通い詰めているなんて僕は知りませんでしたよ…。
子どもをほったらかして何をしているんだ…!」
旦那さんはわなわなと震えだし、私に一礼をするとミユキさんの元へ走り出しました。
想像していなかった展開に、自分で驚いてしまいましたが
私はありのままをお伝えしただけなので、深く考えないようにしました。
「アヤさんがあの人にSNSを教えたの!?
勝手に見て告げ口するなんて最悪よ!」
アヤさんから速攻で抗議の連絡が入りましたが、
私はありのままを伝えました。
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