社内にいるマドンナ的存在の女性社員が、数名で談笑中に夫に向かって、「これで実はマザコンとかだったら笑っちゃうかもしれません、威厳も何もないというか、まあそんなことありえませんよね♡」ととてもタイムリーな話題を突きつけたそうだ。
夫「え?」
マドンナ「だって会社ではバリバリ働いて厳格な感じなのに、実はママ大好きで全く親離れできてないとかだとちょっと引きません?私だったらついて行きたくないっていうか。自分のこともできないくせに人に大口叩くのって違うと思うんですよね!あ、お母さんを大事にするのはもちろん必要ですよ!」
夫「そうだよな…そうだよ!俺がマザコンなわけないだろ。」
同僚「こいつに限ってないだろうけど、まあそうだったら確かにウケるよな(笑)」
マドンナ「あくまで仮定の話ですよ(笑)」
夫「…ほらさっさと仕事に戻るぞ!」
これをきっかけに夫の周りの社員がギャグのように何かにつけて「もしかしてマザコン!?」といじって言うようになり、このままではいつか本当にばれて大変なことになると焦るようになったようだ。
私のいないところでナイスパスを出してくれたマドンナには感謝しかない。
そうこうしているうちに自分で決めることが増えてきた夫。
今では自分で起き、自分で天気予報を確認して傘を持って行けるし、雨だろうと自力で帰ってくる。
私が何か相談すれば自分で考えるし、わからなければ調べるようになった。
まだ会話に「母さん」はかなり多いが、当初に比べれば幾分マシになったように思う。
義母にも動画を見せたところ、客観的に見て気持ち悪いことを自覚したようで、義母から必要以上に連絡が来ることもなくなり、今ではかなりマザコン度合いが減ったように思える。
念のため、まだデータは消さずにいるがもうこれを振りかざす必要はなさそうだ。
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