義母は一瞬ためらい、その声の主を把握した途端に声色が変わる。
義母「あら、そこにいたのね!あなたも思うでしょ?毎日こんな食事ばかりで、本当に学校で嫌なことはされていない?
お母さんに気を遣わなくていいのよ?もっと普通のご飯が食べたいって正直に言ってごらん?おばあちゃんが守ってあげるからね!」
娘を溺愛している義母は、娘に対しては常に猫撫で声でご機嫌をとる。
なんとか私から引き剥がしたい一心なのはよくわかるが、この時ばかりは逆効果だった。
娘「おばあちゃん、その料理口に合わなかった?」
義母「そうね、私の口には合わないわね。それどころかもう今後一切食べたくないわ。
食べ物を粗末にするのは勿体無いから残すような真似はしないけれど、できることなら最初から作らないでいただきたいわね。
でもそんなこと、毎日こんな食事ばかりのあなたたちが一番思っていることよね、ごめんなさい私我慢が足りないかしら。
でも私のような人が言わないと言い出しづらいこともあるわよね。」
娘「おばあちゃんの気持ちはよくわかったよ。そしてお母さんの気持ちもね。」
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