それに、あすかさんを真似てそのブランドの服を着ているわけではなく、元々おしゃれな方なので、一般人が知らないようなブランドにも詳しく元よりそういう人なのだ。
よくよく聞いてみれば、そのブランドのデザイナーと友人関係だという、それならより着ることもあるだろう。
でもダメなのだ。
全身そのブランドの服や鞄で身を包むおしゃれママに比べて、持っているのはたったのシャツ1枚というだけでも応戦できてしまうようなメンタルの持ち主なのだから。
この時のあすかさんの攻撃はこうだ。
あすか「あの人があんなにお金を使えるわけないのよ、きっと夜にいかがわしい仕事でもしているんだわ!
このブランドに傷かつくし、そんな人の子供と遊ばせておいたら悪影響よ。いかがわしい仕事している人は裏で何やってるかわからないんだから。
きっと先生のこともたぶらかしてテストの点数とかあげてもらっているのよ。」
普段から品も良く、とても優しい常識人なおしゃれママ。
日頃を知っているから誰もこんな悪口に騙されはしなかったし、学校も取り合わなかったが決して気分の良いものではなかった。
周りが口々に、「誰も間に受けていないからね、気にしなくていいからね」と慰めるような声をかける中
結局起点を効かせたおしゃれママが、セレクトショップの限定の洋服をプレゼントすることでご機嫌をとったらしい。
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