ある意味で、返す言葉もない状況だったので返さなかっただけであり
悔しさや悲しみから言葉を紡ぐことができなかったわけではない。
わざわざ不倫している元妻をなんとか振り向かせようというような熱意はもとより私にはないし
やはりこれ以上何か元妻に対して返信できるような内容がないのだ。
結果的にこれも無視することになる。
そんなことをしているうちに、ご近所では妻が不倫旅行に出ていることが噂になっていた。
どうやら元妻自身がSNSに渦中の男との旅行写真を載せており
その写真が近所の人の目に触れ、ものすごい勢いで拡散されているのだという。
親切なふりをした噂好きなお隣さんがわざわざ写真を片手に私に直撃取材をしてきた。
お隣さん「ちょっと、奥さん不倫してるの?あなた大丈夫なの?
相手知ってる?この人よ!戦うなら証拠としてこれ突きつけなさいよ!」
私「戦うも何も、相手の顔こそ知らなかったですけど不倫していたことはもう本人からも聞いていますし離婚手続きも済んでいるので関係ありません。
証拠を持ってきていただいたところ申し訳ないのですが、お引き取りいただけますか?」
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