こうして急遽参戦する形となった義母は、ママ友たちの顔色など完全に無視をして自分の昔話を披露した。
私に気をつかったママ友たちは上手に話を続けてくれたが、その優しさが心苦しく生きた心地がしなかった。
ママたちは忙しい。夕食の準備に合わせて解散することになってもまだ名残惜しそうに話続ける義母を制してなんとかお開きとなった。
この後全員に丁寧な謝罪メールを送るこちらの身にもなってほしい。
翌日、ふと私のカードの決済金額がどう考えてもおかしいことに気づいた。
身に覚えのないエステサロンの決済履歴があるのだ。まさか、ね。
流石の義母でもそんなことはないだろうと思ったが、見知らぬ人への情報漏洩や不正利用よりも真っ先に浮かぶ心当たりは義母なことが悲しい。
そういえば最近エステに興味があると話していたし、心なしか楽しそうにもしていた。
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