「サインする!何でもする!頼む!」
契約書が返送されてきた。震える字でサインがしてあった。
私は息子を連れて自宅に戻った。
家の中は地獄だった。
ゴミが散乱し、洗濯物は山積み、冷蔵庫には腐った食材。
夫はやつれた顔で私を見た。
「ごめん…本当にごめん」
「契約書、守ってね」
「守る!絶対守る!」
でも、3日後。
夫はまた「疲れてる」と言って息子の世話を拒否した。
私は何も言わず、息子を連れて実家に帰った。
夫から鬼のように電話とメッセージが来た。
私は弁護士に連絡した。
「契約違反です。離婚手続きを進めてください」
離婚調停で、私は全てを手に入れた。
・親権100% ・養育費月10万円 ・慰謝料200万円 ・財産分与で貯金の半分
夫は泣いていた。
「もう一度チャンスをくれ…」
「あなたは『俺は無理』って言いましたよね。私も、もうあなたとは無理です」
離婚から半年後。
私は息子と実家の近くに小さなアパートを借りて暮らしている。
両親が近くにいて、いつでも助けてくれる。
息子は毎日笑顔だ。
「ママ、だいすき!」
夫は今も一人暮らし。養育費は毎月きちんと振り込まれている。
聞いた話では、夫は今も家事ができず、部屋は荒れ放題らしい。
「専業主婦は楽」
そう言った夫は、今も家事の大変さを理解できないまま、一人で暮らしている。
私は幸せだ。息子も幸せそうだ。
それで十分。
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