「私はお財布の手触りが知りたくてちょっと触っただけだし、そんな一瞬で何ができるって言うのよ!
それに、私が盗ってないことをどうやって証明しろっていうの?お金には名前が書いてあるわけじゃないのよ?
もともと私がこれだけ思っていましたって言い張ったらわからないはずじゃない。それにマチコさんが嘘をついてる可能性だってあるわ!」
「私が嘘をつかないようにみんなで少し早く集まってお財布の中身を見せていたの。だから私がわざとヒヨリさんをはめる事はありえないよ。」
「あぁそう!あなたたちがみんなでぐるになって私をはめようとしてる可能性はあるってことね。」
「そんな言い方しないで!私たちは別にヒヨリさんのことを疑いたいわけじゃないんだよ。」
「あなたたちは私がやったって証拠をどうやって突きつけるつもりなの?私のこと疑ってるんだよね。だってお金の数が減ってるって言うんだもの。」
「ヒヨリさん、あくまでシラを切るつもりなんだね。それなら説明してあげる。
私がお財布の中身を確認した時、お金の数が減っていたわけじゃないの。」
「はぁ?じゃあどういうことよ。」
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