「ガソリン代高いし、あんたの車借りるわよ!燃費いいでしょコレ」
義母の洋子がそう言って、私の車の鍵を勝手に持っていった。
私は美咲、30歳。夫の大輔と結婚して5年。
義母は、月に2〜3回、私の車を勝手に借りていく。
理由は「燃費がいいから」。
私の車は、リッター20キロ。
義母の車は、リッター8キロの古い軽自動車。
「お義母さん、ガソリン代…」
「あら、燃費いいんだからそんなにかからないでしょ」
義母が、笑って言った。
「でも…」
「ケチねえ。じゃ、行ってくるわ」
義母は、私の車で出かけていった。
夕方、車が戻ってきた。
ガソリンメーターを見ると、満タンだったのが半分になっていた。
「お義母さん、ガソリン…」
「あら、減ってた?気づかなかったわ」
義母が、しれっと言った。
「ガソリン代、お願いします」
「え?燃費いいくせにケチね」
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