私たちは敬語もなくなるくらいの仲にはなっていました。
私はこの時初めて、ユイコさんにちょっとした疑問を抱くようになったのです。
どこかに行ったり、何かしたりしようとする時ユイコさんは決まって時間の指定がありました。
しかもそれは仕事の都合という感じではないのです。
ただ、ユイコさんはその理由をあまり話そうとしてこなかったし、ユイコさんがぼんやりさせている以上はこちらからも踏み込んで聞くことはできませんでした。
「きっと私たちには話しづらいことがあるんだろう。全てをあけすけに話すことがいい関係ではないし、そっとしておこう。」そう思っていました。
ユイコさんは相変わらずいい人だし、約束の時間に遅れてくるようなこともありません。
だから私も夫も、特に気にはしていませんでした。
するとある日、他のママ友からこんな話を持ちかけられたのです。
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