私たちは物陰に隠れてユイコさんが帰っていくのを見ていました。
そしてそれからユイコさんが書いたであろう絵馬のところへ。
「ちょっと…これ見てよ。」
ママ友が指差したのは、私と夫の名前が書かれた絵馬でした。
「イオリさんとカイトさんが今すぐ離婚しますように…これって本当に私たちのこと?」
「そうとしか思えないわ。熱心にお願いしているのも同じ内容なんじゃないかしら?」
「でもどうして…?私たち何かユイコさんが困るようなことしているのかしら。」
そういって頭を悩ませていると、その絵馬の近くに、同じような内容の絵馬が見えました。
「あれ?これも私たちの名前が…」
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