「あのね、ちょっと聞きづらいんだけどもしかしてユイコさん、私たちとのことで何か悩んでない?」
「え?どういうことですか?」
「こんなこと言うべきじゃないのだろうけど、ユイコさん毎日お参りしてるよね?ママ友から言われて知って…」
「ああ、日課みたいなものなんです。」
ユイコさんは優しく笑って言いました。
「それで、毎日絵馬を書いているでしょ?その…私たちが離婚するようにって…」
ユイコさんは少し黙って、ため息をついてから続けました。
「あー、バレちゃった?あと少しかなって思ってたんだけどなあ。そうだよ。私毎日あの神社に通ってあなたたちの離婚を願ってるの。」
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