たしかに人気の公園ではありますが、いわゆるお花見シーズンなわけではないので、人気といえど場所がないなんてことはありません。
ミユキさんはそれも分かった上で、わざと私にこの役割を押し付けたのでしょう。
結局、みんなが来たのは12:00で、私は4時間ひたすら待ち続けることになりました。
「やだわ!アヤさんは8:00からここにいたんでしょ?
持ってきたそのサンドイッチ、悪くなっているんじゃないかしら?」
「あの、でも直射日光にならないように十分配慮していましたし、保冷剤もしっかり用意してきています。よっぽど大丈夫だとは思いますけど…」
「何かあってからでは遅いでしょ?それとも、私たちにそんなリスクの高いものを食べさせようっていうのかしら?
私たちの健康を犠牲にしようなんて恐ろしい人ね!
みなさんはアヤさんの持ってきたもの以外をいただきましょうね。アヤさんは自分の分を責任もって食べるでしょうからw」
ミユキさんの号令で、ママたちは自分たちが持ってきた分の食事をとりわけて食べ始めました。
もちろん、私が持参したサンドイッチには誰ひとり手をつけません。
私は仕方がなく、自分の持ってきたサンドイッチを食べ進めました。
しっかり対策をしていたので、傷んでいるなんてこともありませんでしたしちゃんと美味しかったのが、私をさらに悲しくさせました。
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