1番素直で、1番辛い内容だったように思う。
息子ははっきりと義母の料理が美味しくないことを告げた後、私が作った夕食を食べ、おかわりまでしてみせた。
流石の義母も耐えられなかったようで、作り上げた料理を全て容器に詰め、いそいそと帰っていった。
それから義母は我が家に来ても料理に対してケチをつけることはなくなり、割り込んでまで自作の料理を振る舞うこともなく、
時折羨ましそうに見ているだけになった。
最近では街の料理教室に通い、料理の腕を磨いているらしい。
息子は時々思い出したように「おばあちゃんはいつママにお料理を習うの?」と聞いているけれど
その度に義母は少し寂しそうに笑って見せるので、ほんの少しだけかわいそうになってきているのは内緒にしておこう。
あなたの好きな料理は何ですか?
私は母にしてもらったように、息子にもしてあげたいと思うからこそ
私はこれからも、息子の1番好きな料理が私の手料理であって欲しいしそのためには毎日だって楽しんで料理を作っていこうと誓った。
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