夫「おはよう、うん、ありがとう。じゃあね。」
のそのそと寝室から出てくる夫に尋ねる。
私「おはよう、こんな朝早くからどうしたの?何か仕事でトラブルとか?もし早く出るならお弁当間に合わないかも…」
夫「そういうことじゃないんだ、大丈夫だよ。気にしないで。」
私「そう?もうすぐご飯できるから座って待っててね。」
夫「ありがとう。」
きっと仕事関係の電話だろう。
若くして大きなプロジェクトを任され、順調に役職にもついていた夫は普段から忙しそうにしている。
家に仕事を持ち込むタイプではなかったし、私が気を遣わないように誤魔化したのだろうと思っていた。
しかし、翌日になってもその次の日になっても
さらに翌週になっても同じ時間に電話はなり、特に何かを話している様子もなく数秒で切ることが多かった。
流石に何か起きているのではないかと思い、もう一度聞いてみることにする。
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