常日頃自分の独断と偏見で意見を押し付けてくる人が何を言っているのだろうと思ったけれど、グッと押し殺す。
私「でも以前にゼリーを…」
義母「義理の父親とはいえ家族なのよ?好みくらいリサーチできないものかしら。あの人はゼリーなんて食べないわ!」
私「あの、でも」
義母「ねぇ、店員さんもそう思うわよね!」
義母のいつもの「私が正しい」が始まってしまった。
あまりにも大きな声で今までどれだけ自分が正しかったかという話をしだすものだから、
店員さんもこれには引き攣った笑顔を浮かべ黙ってしまった。
いい大人がケーキと関係ない話を永遠と店員さんにし続けるこの状況に居た堪れず、必死に次の言葉を探す。
この義母の性格は今に始まったことではないし、心得てはいたけれど、今回は自分の記憶を元にもう一度押してみようとした。
私「でも、以前いただきもののゼリーを嬉しそうに召し上がっていましたよ。あれはきっと結構好みだったのだと思うんです。」
義母「はあ?私は今まで…次話に続く
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