夫「あれ?前も思ったけど、うちはそれぞれの分を盛るシステムに変わったの?」
義母「ああ、家族と言ってもやっぱりお嫁さんは気を使うでしょ?大皿じゃ取りたくても取れないだろうし、配慮よ配慮。」
夫「そういうことか、なるほどね。」
この言葉に、これは義母なりの優しさなのだと考えることができた。いつも嫌味を言ってくるけど、本当はかんがえてくれているのかな、なんて思いながら
それと同時に唐揚げを口に運ぶ。
その瞬間、前回のロールキャベツが脳裏をよぎる。
まただ。
これは明らかに好き嫌いでも特殊な調味料の独特の風味でもないあの味。
この料理、傷んでいるんじゃないだろうか?
私が思わず顔をしかめたのを見逃さなかった義母からすかさず嫌味が飛ぶ。
義母「あら?口に合わなかったかしら?あなたが作る唐揚げとはそれはもうかけている時間も違えば、下ごしらえから全て違いますからね、大きく異なる味でしょうけど。」
私「いえ、そうじゃなくてですね…」
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