現に、インターホンに手が届かず、扉に向かって一生懸命よびかけるしかなかったようなのです。
もし誰も気が付かなかったら…。
小さな身体で精一杯できることをしていたのだと思うと、胸が張り裂ける思いでした。
「1人で心細かったよね。おうちに入ろうか。手を洗っておやつにしよう」
私は普段通りに家の中に招き入れ、不安を煽らないように娘とおやつを食べてもらうことにしました。
カホさんに何度連絡を入れても返信は一向に返ってきません。
メッセージには既読すらつかず、時間だけが過ぎていきました。
子どものことを第一に考えれば、こんな行動にはならなかったはずです。
これまでは人様の家庭の事情と思い口出ししないようにしてきましたが流石の私も我慢の限界でした。
もし反感を買ってでも、手出しをしたほうがいいと判断したのです。
このまま私が放っておくことによって、もし万が一子どもたちに何かあってからでは遅いのですから。
私はママ友の情報網を駆使して、とある作戦を決行することにしたのです。
コメント