家からは少し遠い大きな公園で、季節の花が咲いている場所でピクニックをしようというものでした。
場所決めや連絡をとりまとめていたのがミユキさんで、私が伝えられたのは場所と朝8:00という集合時間だけでした。
それぞれが飲み物や食べ物を持ち寄ることになっていて、朝かなり早いなとは思いながらも必死になって用意をし、15分前には着いてみんなの到着を待っていたのですが、時間を過ぎても誰一人現れず困っていました。
集合時間を過ぎてしばらくした頃、流石におかしいと思いミユキさんに電話をしたのですが、返ってきたのは予想もしていないような内容でした。
「ああ、場所も時間も合っているわよ。その公園って結構人気でしょ?特にお花が綺麗なシーズンだし、場所が取られちゃったら困るから、アヤさんには場所取りをしてもらおうと思って8:00に居てもらうことにしたのよw
私も含め、みんなが来るのは12:00になっているから、あと4時間くらい場所取りお願いね〜!」
「えっ!?4時間も1人で場所取りをしろって言うんですか?
それなら最初からそうやって言ってくれれば…」
「やだ、私のせいにしないでよ!察しの悪いアヤさんがいけないんでしょ?普通、早すぎるって気がつくわよねw
朝の散歩じゃないんだし、そんな早くから懇親会をする人なんていないわよ!ちょっと考えればわかることを、頭を使わずにのこのこやってくるからそんなことになるのよ」
私はこのやりとりをした後、ミユキさんに弄ばれていることに気がつきました。
わざと私にこの役割をやらせたのだと思います。
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