拓也との結婚式の準備が進んでいた。
でも、最近拓也の様子がおかしい。
帰りが遅い。スマホを隠す。
「最近、忙しいの?」
「ああ、仕事が立て込んでて」
拓也は、目を合わせなかった。
ある日、友達と買い物をしていると、スマホが鳴った。
知らない番号。
「もしもし?」
「あの、久しぶり。健太だけど」
健太?
ブロックしたはずなのに。
「番号変えたんだ。どうしても君に伝えたいことがあって」
「何?」
「会えないかな。大事な話なんだ」
健太の声が、真剣だった。
私は、少し迷った。
でも、「大事な話」という言葉が気になった。
「わかった。どこで会う?」
カフェで、健太が待っていた。
「久しぶり」
「うん、久しぶり」
健太は、深刻な顔をしていた。
「実は…君の彼氏のこと、なんだけど」
私の心臓が、ドキッとした。
「拓也がどうしたの?」
「浮気してるの、見たんだ」
「え…」
健太が、スマホを取り出した。
「これ、3日前に撮った」
画面には、拓也が女性と手を繋いで歩いている写真があった。
「嘘…」
「もう一枚ある」
次の写真は、拓也が女性にキスをしている場面だった。
私は、言葉を失った。
「偶然、街で見かけたんだ。最初は人違いかと思ったけど、間違いなく拓也だった」
健太が、申し訳なさそうに言った。
「君には辛いと思うけど、結婚する前に知った方がいいと思って」
私は、涙が溢れた。
「ありがとう…教えてくれて…」
「大丈夫?」
「大丈夫じゃない…でも、知れてよかった」
私は、その足で拓也の家に向かった。
ドアを開けると、拓也がソファでゲームをしていた。
「おう、どうした?」
私は、スマホを見せた。
「これ、説明して」
拓也が、画面を見て固まった。
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