義父「俺の老後の面倒、見てくれるよな?」
義父の正夫がそう言った時、私は箸を持つ手を止めた。
私は美穂、32歳。夫の浩二と結婚して5年。
今日は、義父の還暦祝いで義実家に来ていた。
「え…急に何ですか?」
「急じゃねえよ。当たり前のことだろ」
義父は、ビールを飲みながら言った。
「息子の嫁なんだから、俺の面倒見るのは義務だ」
浩二が、慌てて言った。
「父さん、まだ元気じゃないか」
「元気だからこそ、今のうちに約束させとくんだよ」
義父が、私を見た。
「なあ、美穂。俺が動けなくなったら、お前が介護してくれるよな?」
「それは…」
「施設なんかに入れられるのは嫌だからな」
「家で、嫁に面倒見てもらうのが一番だ」
義母が、黙って下を向いていた。
私は、困惑した。
「あの、義母さんもいらっしゃるし…」
「母さんは俺より年上だ。お前の方が若いんだから、お前がやれ」
義父が、当然のように言った。
浩二が、何も言わない。
私は、その夜、浩二に言った。
「ねえ、お義父さんの言葉、どう思う?」
「まあ…父さんらしいよ」
「らしいって…私、約束してないわよ」
「でも、嫁なんだから仕方ないだろ」
浩二が、あっさりと言った。
私は、絶句した。
それから数ヶ月後、義父から電話が。
すると義父からまさかの発言が。
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